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スナックさいばら おんなのけものみち 七転び八転び篇 / 西原 理恵子

2015/03/20
スナックさいばら おんなのけものみち    七転び八転び篇スナックさいばら おんなのけものみち 七転び八転び篇
(2013/01/29)
西原 理恵子

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世の中、正論だけじゃ立ち向かえないから―。

恋愛、結婚、出産、子育て。

キレイゴトでは済まされない問題に血の通った言葉を贈る、本音のガールズトーク。

女の“リアル”がここにある―。

『生きる悪知恵』からさらに一歩踏み込んだ、実践版人生指南書。 内容(「BOOK」データベースより)



今回の作品は結婚、子育てが主軸なので、夫に対する愚痴が多く出てきそう。

実際すごくハードなものもありますが、読み終わってみたら、意外とのろけが多かったような気が…

なんだかんだ言いながら、結局は夫が好きで、子どもが好きで、生きているのが楽しい。

そんな気持ちにさせてくれます。



中でも笑えてしまうのが、ピンチの時の旦那様の対応。

奥さんが熱で寝込んだときに、ある旦那が親切そうな顔をしていったそうな。


「俺はすませてきたから」


旦那さんは俺の分ご飯作らないでいいよと、思いやりのつもりで言っている。

そうじゃないだろう…

てゆうか、妻はどうしろというのだろう。

心から悪気なく、親切心で言ってしまう旦那様、結構多そう。



そしてもう一つ。

毎日叱られても聞いていないで、同じことを繰り返す兄を見て、賢い妹さんが言ったそうな。


「お兄ちゃんの右の耳と左の耳のあいだには、ちくわが入ってるのよ」


これは本当に名言だ。

息子を持っている人には絶対伝わると思う。


どうして奴らは話を聞いていないのだろうか…

同じことを何度言わせるのだろうか…

と、いつもいつも不思議に思っていたのだけれど。


そうか、ちくわが入っていたんだ


ようやく納得しました。


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17:07 西原 理恵子 | コメント(4) | トラックバック(0)

検察側の罪人 / 雫井 脩介

2015/01/13
検察側の罪人検察側の罪人
(2013/09/11)
雫井 脩介

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検事は何を信じ、何を間違えたのか。

東京地検のベテラン検事・最上毅と同じ刑事部に、教官時代の教え子、沖野啓一郎が配属されてきた。

ある日、大田区で老夫婦刺殺事件が起きる。

捜査に立ち会った最上は、一人の容疑者の名前に気づいた。

すでに時効となった殺人事件の重要参考人と当時目されていた人物だった。

男が今回の事件の犯人であるならば、最上は今度こそ法の裁きを受けさせると決意するが、沖野が捜査に疑問を持ちはじめる―。

内容(「BOOK」データベースより)



かなり感想が難しい物語のように思います。

この本が面白いかとうかといえば確実に面白い。

だがあまりにも強引な展開に、心が伴いきれない部分もありました。


のうのうと逃げおおせた犯人を前にして、たとえ時効が成立していたとしても、どうしても目を瞑ることが出来ない。

プライベートな自分と、仕事の自分との狭間で、いけないことと分かっていながら、判断を誤ってしまう。

犯人を捕まえる職業を選んでおきながら、法を前にして、手の届く犯人を捕まえられない辛さ。

純粋な正義感があるからこそ、割り切れなかったのだと思います。


ただ根本的に、この事件で殺人を犯すだけの理由は本当にあったのか、そこがどうしても疑問に残ります。

経験を積んだ検察側のエリートが、証拠捏造、殺人、ここまでするだろうか。

大切なものすべてを犠牲にしてまで、一線を越えてしまうとは。


周りの設定がしっかりしている分だけ、若干偏り気味の走り方が残念でした。

それでも、検察側の後輩が検察を辞めてまで真実をあばくくだりはとても面白いです。



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17:41 雫井 脩介 | コメント(2) | トラックバック(0)

竜馬がゆく / 司馬 遼太郎

2014/11/10
竜馬がゆく〈1 立志篇〉竜馬がゆく〈1 立志篇〉
(1988/10/05)
司馬 遼太郎

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維新史上の奇蹟といわれる、坂本竜馬の劇的な生涯を中心に、同時代をひたむきに生きた若者達の群像を描く長篇歴史小説全5巻。
竜馬がゆく〈2 風雲篇〉竜馬がゆく〈2 風雲篇〉
(1988/10/05)
司馬 遼太郎

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黒船の出現以来、猛然と湧き上ってきた勤王攘夷の勢力と、巻き返しを図る幕府との抗争は、次第に激化の道をたどっていった。
竜馬がゆく〈3 狂瀾篇〉竜馬がゆく〈3 狂瀾篇〉
(1988/10/05)
司馬 遼太郎

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反動の季節が来た。薩摩藩は保守化し、長州藩は没落した。土佐の勤王政権も瓦解する中で竜馬はひとりわが道をゆく。
竜馬がゆく〈4 怒涛篇〉竜馬がゆく〈4 怒涛篇〉
(1988/10/05)
司馬 遼太郎

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奇蹟が起きた。凄まじく僧悪しあっている薩摩藩と長州藩が竜馬の奔走で手を組んだのだ。維新への扉は大きく開かれた。
竜馬がゆく〈5 回天篇〉竜馬がゆく〈5 回天篇〉
(1988/10/05)
司馬 遼太郎

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幕府と薩長の武力闘争が避けられぬ緊迫した状況下で、竜馬は卓抜した収拾策を打ち出した。歴史は急旋回を始めた…。幕末の風雲児・坂本竜馬の生涯。



ついに読み終わりました。

2カ月ぐらいかかっただろうか。

何度も図書館から借りなおしをして、届いた予約本を幾冊も流して、こんなに時間がかかったのは初めてのこと。

それぐらい私は歴史が苦手なのです。

だからこそ、いつか読めるようになりたいと思い、今まで何度も挑戦しては撃沈してきた。

なにせ私の知っている知識は、坂本竜馬 → 海援隊 → 武田鉄也 … なのだから。


このようなレベルなので、物語の先が全く分からなくてドキドキして読めるという、ある種幸せな状況でもありました。

どうやって薩長との同盟が結ばれたのか、海援隊が何を目的として結成されたか、どのような最期であったのか。

全て知らないことだらけなのです。


この時代書簡はかなり残っているようで、乙女姉さんとのユーモアたっぷりのやりとりなど、坂本竜馬のイメージがずいぶん変わりました。

藩にとらわれず、日本という枠ですらとらわれず。

広い広い海のその先をたった一人見ていたなんて。

男性ファンが多い理由が、ようやく少し理解できたような気がします。

歴史小説は他の作家さんと読み比べることで視点が変わり厚みが増すので、時間を空けて他の作家さんにも挑戦したいと思います。



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16:32 司馬 遼太郎 | コメント(2) | トラックバック(0)

少年H / 妹尾河童

2014/11/06
少年H(上) (講談社文庫)少年H(上) (講談社文庫)
(2012/09/28)
妹尾河童

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少年H(下) (講談社文庫)少年H(下) (講談社文庫)
(2012/09/28)
妹尾河童

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胸に「H.SENO」の文字を編み込んだセーター。

外国人の多い神戸の街でも、昭和12年頃にそんなセーターを着ている人はいなかった……。

洋服屋の父親とクリスチャンの母親に育てられた、好奇心と正義感が人一倍旺盛な「少年H」こと妹尾肇が巻き起こす、愛と笑いと勇気の物語。

毎日出版文化賞特別賞受賞作。内容紹介



とても好きな本の一つ。

息子の学校の課題図書だったので、私も久々に読みたくなり再読です。


どうして、命より大切な息子を戦場に送り出すのに、涙をこらえて万歳と言うことができたのであろうか。

戦争について学んだとき、多くの人が感じる疑問だと思う。

小学校の頃、「そう言わなければいけない時代があったのです」と、先生が教えてくれた記憶があります。


日本のかたちが急激に方向を変えたとき、本当のところ何を思い、何を不安に感じておられたのだろうかと。

多くの本を読み大人になった今も、やはり当時の人に尋ねてみたくなる。

この物語は、私が感じた多くの疑問を、妹尾少年が大人たちに問うて、答えを探してくれているようです。



「少年H」で私が特徴的だと思う点が二つあります。

一つ目は、悲惨な戦争を描いているはずなのに、冒険小説のようなユーモア溢れる物語であること。

戦争を描いた物語を読むのは大人でも勇気が要り、特に子どもたちに読ませるには、なかなか難しかったりする。

「少年H」はなんとも憎めない愛らしい少年で、物語に引き込ませるテンポの良さがある。

いたずらをしていたごく普通の少年が、少年は少年のままなのに、周りが急激に変化し、戦争へ巻き込まれていく怖さ。

本人の意思ではどうにもならない恐ろしさを、少年の目線で感じさせてくれます。


もう一つは、少年Hの家庭が、戦前から様々な外国人を交流のある、港町神戸のクリスチャン一家だったこと。

戦争前から様々な人と日常的な付き合いがあり、外国人に偏見がない珍しい家庭です。

俯瞰で見れる冷静さを持つ、争いごとを好まない父と、何にでも首を突っ込んでしまう、少々はた迷惑なクリスチャンの母。

個性的な二人もまた面白い。


軍国主義まっしぐらの中、大人たちに「なぜ?」「どうして?」と問い続けた「少年H」は、答えを得ることが出来たのだろうか。

- 戦争って一体なんだったのだろう -

もしかしたら、戦争がいかに得体のしれないものであったかを、思い知らされただけかもしれない。

それも現実だからこそ、戦争とは何かを真っ直ぐ問う、大人にも子どもにも伝わる作品なのだと思います。



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10:39 さ行 その他の作家 | コメント(0) | トラックバック(0)

夏の終り / 瀬戸内 晴美

2014/09/22
夏の終り (新潮文庫)夏の終り (新潮文庫)
(1966/11/14)
瀬戸内 寂聴

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妻子ある不遇な作家との八年に及ぶ愛の生活に疲れ果て、年下の男との激しい愛欲にも満たされぬ女、知子…

彼女は泥沼のような生活にあえぎ、女の業に苦悩しながら、一途に独自の愛を生きてゆく。

新鮮な感覚と大胆な手法を駆使した、女流文学賞受賞作の「夏の終り」をはじめとする

「あふれるもの」「みれん」「花冷え」「雉子」の連作5篇を収録。

著者の原点となった私小説集である。 内容(「BOOK」データベースより)



私にとって瀬戸内寂聴さんは寂聴さんで、愛欲に溺れた瀬戸内晴美時代はよく知らない。

夫と娘を捨てて若い男に走った過去ぐらいは知っているが、まん丸なお顔に微笑みを絶やさない今のイメージの方が圧倒的に強い。

今回この小説を読んでみて、なかなかの女っぷりに驚いてしまった。

言い方は悪いが、ダメな女だった。


真っ直ぐ正面からぶつかっていく瀬戸内晴美は、確かにとても可愛い。

男からすると、自分の為に尽くす姿も、あけっぴろげな無防備さも、頭の良さと自己管理のできないギャップも、全て可愛いだろう。

だがその結果、男が幸せにならないという現実はどうにもならない。

ご本人の男に向ける愛の形を、娼婦が持つ無知で犠牲的な愛のかたちに似ていると表現されている。

娼婦が男を幸せにできないと言っているのではなく、甘えさせるもの、許すものが、広すぎるのかもしれない。



小説を描くということは、自分のありとあらゆるものを捨てないといけないのだろう。

相当な覚悟が要る。

はっきり言って、この作品を描こうと思った段階で、たった一人の娘を傷つけることは分かっていたはず。

分かっていて、それでも書かなければ、小説家として一歩も前へ進めなかったのではないだろうか。

自分が若い男と一緒になるために、可愛い盛りの4歳の一人娘を手放したこと。

その娘を取り戻そうとしなかったことを。

それでも書くのだ。


傷つけたのは娘だけではない。

その後の人生を誤らせてしまった若い男、8年間も不倫を続けてきた男の妻、その娘。

傷つけてしまった人への申し訳なさはたくさん出てくるが、言い訳がましい自己弁護は少ない。

どちらかというと、自分をさらに傷つけるかのように、醜い自分をさらけ出しているよう。

この作品で、自ら血を吐いたのだなぁと思う。

今さらながら、次の作品を、血を吐いた後の作品を読んでみたいと思いました。



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13:38 瀬戸内 寂聴 | コメント(2) | トラックバック(0)
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