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テロリストのパラソル / 藤原 伊織

2011/10/29
4062077973テロリストのパラソル
藤原 伊織
講談社 1995-09

by G-Tools


アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し20年以上もひっそりと暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。

ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。

知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た事実とは……。

史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作。出版社/著者からの内容紹介



「シリウスの道」と順序が逆になりましたが、無事読めました(嬉)

やはり詰め込んでいますね、藤原さん。

小さな入口から話はここまで広がるかと、唸ってしまう練り込みようです。


次々変わるシーンも、しっかりとした土台を築いておられるので、境界線があやふやにならない。

その仕掛けは外観以上に複雑で、はらりはらりと崩れるようでいて、なかなか崩れない。

しぶとい。

このしぶとさが気持ちいい


会話が抜群に上手いので、説明過多になりがちな部分も帳消しにしてくれる。

小技もトリックも大好き。

だけど、だけどさ…

偶然要素が多すぎやしないか

丁寧に絡ませた糸の先に、偶然が存在することを、とてももったいなく感じてしまう。

こんなに好きになったのに。


ホットドックしか出さないバーの存在感は秀逸。

ここから繋がる続編「シリウスの道」は、今作とは全く違う顔を持ち、また良い味です。


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14:48 藤原 伊織 | コメント(4) | トラックバック(0)

シリウスの道 / 藤原 伊織

2011/10/26
4163240209シリウスの道
藤原 伊織
文藝春秋 2005-06-10

by G-Tools


東京の大手広告代理店の営業部副部長・辰村祐介は子供のころ大阪で育ち、明子、勝哉という二人の幼馴染がいた。

この三人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。

それは…。

月日は流れ、三人は連絡をとりあうこともなく、別々の人生を歩んできた。

しかし、今になって明子のもとに何者からか、あの秘密をもとにした脅迫状が届く!いったい誰の仕業なのか?

離ればなれになった3人が25年前の「秘密」に操られ、吸い寄せられるように、運命の渦に巻き込まれる―。

著者が知悉する広告業界の内幕を描きつつ展開する待望の最新長編ミステリー。 内容(「BOOK」データベースより)



この記事を書くために、あらすじをアマゾンから引っ張ってきて気が付いた。

この人、史上初の乱歩賞&直木賞W受賞した、「テロリストのパラソル」の人なのですね。

そうだったんだと思いつつウィキペディアも見ると…


あぁー、またやってもうた!!(頭をくしゃくしゃーとしている)

この本「テロパラ」の9年後の設定だって。

読む順番間違えた。

やっぱりなぁ。

一部、登場の仕方が不自然で、意味深な人物が気になってたんだ。


そんな後悔はさておき、内容盛りだくさんの、正統派ハードボイルド

細部まできっちりしていて、私には気持ちが良い小説でした。


電通勤務の経験が生かされた、内部事情の精巧な作り。

予算18億という巨額プロジェクトの競合。

年明けのプレゼンに向けて、個性的なメンバーを集め、策を練り上げていく過程が見もの。


25年前の、人には言えない大阪での過去。

つまみはホットドックしか出さない、不思議な空間のバー。

ネット証券の手数料罠から、政界の違法献金、キャバ嬢から、ヤクザも絡み、盛り込みましたねー。

盛り盛りです

楽しいです。

しかし、時間を空けて読むと、登場人物が多すぎて見失います(笑)


深く掘り下げる分速度が遅く感じますが、ハードボイルドはこうあって欲しいと思う気持ち良さがしっかりとあります。

内容忘れないうちに、「テロパラ」読まなきゃ。


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14:31 藤原 伊織 | コメント(2) | トラックバック(0)
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