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余命 / 谷村 志穂

2012/06/13
410425603X余命
谷村 志穂
新潮社 2006-05-30

by G-Tools


がんと闘い生を勝ち取るか、子供を産み命を託すか。

余命を決めるのは自分-。

妊娠と同時にがんが再発した女性医師の下した壮絶な決断とは。

命あるものすべてを抱きしめたくなる感動長篇。内容(「MARC」データベースより)



外科医の滴は、妊娠と同時に、自分が乳がんを再発したことを知る。

夫や友人の医師に相談すれば、子供を諦めて治療に専念するよう言われるはず。

そのため、誰にも乳がんの再発を告げずに、出産することを決心する。

自分で決めた、余命


死を目前にした病なのだから、音や、臭い、差し迫る恐怖がそこにあるはずなのに。

四角く切り取られた箱の中で起こっている出来事のように、私の中にはリアルに入ってこない。

間を遮る一枚のガラス。

これは内面を決して洩らすまいとしている、滴の頑なな心そのもの。

本当は死ぬのがとても怖いだろうに。


自分の内面を少しでも出してしまうと、死の恐怖で崩れそうになるから、努めて冷静になろうとする滴。

甘え方を知らない、あまり器用ではない強い女。

谷村志穂らしいと言えばそうなんだけど。

不器用で悲しすぎる


外科医だからこそ、他の人より数倍も恐怖だったと思われる。

夫の愛を感じるからこそ言えなかった気持ちも分かる。

命を繋ぎたい強い強い気持ちも。


それを十分理解し、共感もするけれど。

出産後の子育てが本番だと思うから。

自分の命を賭して母になる……が美談になってしまうに、少し抵抗を感じます。


読むときの自分に立ち位置によって、受け取り方が変わりそうな本。

特に女性には、色々と胸に来る一冊だと思います。


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12:51 谷村 志穂 | コメント(0) | トラックバック(1)
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