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いねむり先生 / 伊集院 静

2012/11/09
4087714012いねむり先生
伊集院 静
集英社 2011-04-05

by G-Tools

女優であった妻の死は入院200日後に唐突にやってきた。

癌だった。

やり場のない憤りと虚脱感が酒とギャンブルにのめりこませた。

半年後にはアルコール依存症になり、ボクは心身ともボロボロに壊れてしまった。

幻聴や幻覚も僕を苦しめる。

それまでの仕事を整理し、無為な日々を過ごしているときに、知り合いにある人物を紹介された。

作家にしてギャンブルの神様、色川武大と過ごした温かな日々―著者自伝的長編小説の最高傑作。

内容(「BOOK」データベースより)



いねむり先生の人柄がすべての作品。

純文学の巨匠である「色川武大」とギャンブルの神様と呼ばれた「阿佐田哲也」。

恥ずかしながら、私はその名を知らなかった。

そういう意味ではこの作品を、深い部分で理解しきれていないかもしれない。

ご本人を知っている人には、そのほかの交友関係も含めて面白い作品だと思います。


どこでも突然眠ってしまうナルコレプシー(眠り病)という難病の先生。

チャーミングという言葉がぴったりの愛嬌のある人となり。

アルコール依存症になり幻覚を見て苦しむ著者に、すっと差し伸べてくれた温かな手。

競輪、麻雀…様々なギャンブルで旅をするなんて荒々しさを感じるが、交わされる言葉はどこまでも穏やか。


先生が眠ってしまえば、僕が先生を守り。

僕が幻覚を見れば、先生が大丈夫だよを温かい方へ導いてくれる。

妻を亡くした苦しみも、先生と過ごすうちに少しずつ変化が訪れる。


登場人物から出版された作品までイニシャルや伏字が多用されています。

もちろん意図的な事ですが、リアルさを消している分、上澄みを飲まされている気持にもなってしまう。

伊集院静香の作品は多く読んだことがないのですが、やはり今回も不思議な距離感でした。



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13:00 伊集院 静 | コメント(2) | トラックバック(1)
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