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アルカトラズ幻想 / 島田 荘司

2013/05/25
アルカトラズ幻想アルカトラズ幻想
(2012/09/23)
島田 荘司

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1939年11月2日、ワシントンDCのジョージタウン大学脇にある森の中で、娼婦の死体が発見された。

被害者は両手をブナの木の枝から吊るされ、性器の周辺がえぐられたため股間から膣と子宮が垂れ下がっていた。

時をおかず第二の殺人事件も発生し、被害者には最初の殺人と同様の暴虐が加えられていた。

凄惨な猟奇殺人に世間も騒然とする中、独自の理論を展開する「重力論文」を執筆した大学院生が逮捕された。

判決後アル・カポネも送られたサンフランシスコ沖に浮かぶ孤島の刑務所、アルカトラズに収監される。

やがて、ある事件をきっかけに犯人は刑務所を脱獄し、島の地下にある奇妙な場所で暮らし始めるが……。

先端科学の知見と作家の奔放な想像力で、現代ミステリーの最前線を走る著者の渾身の一作がついにベールを脱ぐ!



最近の島田荘司を読んでみようと思ったが、驚くほど疲れる作品だった。

猟奇的な殺人から、突如監獄へと送られ、アメリカ映画っぽいキャラクターに揉まれ、脱獄を計る。

その後、夢か幻かの世界へと場面を変え、話の道筋はあらぬところへ。


とにかく押しつけられる情報の多さ、場面転換の唐突さ、バランスが合わず疲れてしまった。

途中の論文のところは流し読みをしたにも拘らず、長い。

最終的にはオチはここへ来るのかなと、ある程度の予測はつく。

つくが、最後まで読み切ったところで達成感はなかった。


練りに練った設定で、支えるサイドストーリーも骨太なのに、受け取るものが少ないなんて。

印象的な面白い場面がいくつもあるのに、物語としては面白かったとは思えない。

繋いだ糸は強引で、ラストで一気にひとまとめにされてしまった。

何だかとても消化不良です。



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15:09 島田 荘司 | コメント(2) | トラックバック(0)

斜め屋敷の犯罪 / 島田 荘司

2013/04/12
斜め屋敷の犯罪斜め屋敷の犯罪
(2008/03)
島田 荘司

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北海道のさいはて、オホーツク海を見下ろす崖の上に、斜めに傾けて建てられた奇妙な西洋館があった。

クリスマスの夜、この「流氷館」の当主・浜本幸三郎は、客を招待してパーティを開く。

そこで起きた血の惨劇、しかも事件は恐怖の密室連続殺人に発展する……。

後に多くの追随者を生んだ、本格推理の破天荒な名作。

奇怪な連続密室殺人に挑む名探偵・御手洗潔の長編本格推理第二弾。



久しぶりに島田荘司の「御手洗潔シリーズ」を読んでみたくなりました。

20年前以上前に読んだのですが、最後のトリックだけははっきり覚えていた。

犯人とオチが分かっている推理小説なのに、また読みたいと思わせる魅力的な方です。


そもそも島田荘司の作品を読んでいて、トリックを見破ろうという気が起こらない。

大体が「なんてこった!」と思わせるオチだから。

素晴らしく計算されているかと思いきや、驚くほど力技で成立させてしまっていたり。

正統派で、会話に遊び心があって、御手洗潔は不真面目で、骨格のずらし加減が楽しい。


様々な通信技術が発達した今の時代、完璧な推理小説を産み出すのは至難の業だと思う。

列車か館に閉じ込めて、電波障害でも引き起こさない限り、抜け道はできてしまうから。

その点、携帯電話、ネット、監視カメラ、何もない昔の方が、策に幅があって面白いですね。

御手洗潔の登場の遅さを含め、全体にのんびりしていていいなぁ。

最近のミステリしか読んでいない息子に勧めたら、トリックのあり様がとても新鮮だったようです。



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16:58 島田 荘司 | コメント(4) | トラックバック(0)
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