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きみはいい子 / 中脇 初枝

2013/06/19
きみはいい子 (一般書)きみはいい子 (一般書)
(2012/05/17)
中脇 初枝

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ある雨の日の夕方、ある同じ町を舞台に。

誰かのたったひとことや、ほんの少しの思いやりが生むかもしれない光を描き出した連作短篇集。

夕方五時までは帰ってくるなと言われ、雨の日も校庭にたたずむ生徒と新任教師との心のふれあいを描く「サンタさんの来ない家」。

娘に手を上げてしまう母親とママ友との物語。

ひとり暮らしが長くなった老女と、家を訪ねてきたある男の子との物語。

人間の優しさとその優しさが生む光が、どれほど尊くかけがえのないものかをあらためて感じさせる感動作。

第二十八回 坪田譲治文学賞 受賞  第一回静岡書店大賞 小説部門 受賞  キノベス! 2013 第2位 



ある町を舞台に虐待をテーマとした連結短編集。

小さな町で誰かと誰かがほんの少し触れ合い、わずかな思い出を残していく。

悲しい話ではあるが、それ以上に優しい想いが詰まった物語だとも思う。


虐待をされた娘は、恐怖を抱えて母親になっていく。

そんな彼女たちに手を差し伸べ、導ける人間はどれだけいるだろうか。

上手く立ち回れない大人もたくさん出てくるが、それを覆い尽くす静かな温かさがあって、

誰かと誰かが繋がることで、きみは無条件にいい子なんだよと教えてくれる。


虐待をリアルに描くことも必要だろうが、このように児童文学的な包み方もありだと思う。

距離を少し取って読めるので、目を瞑らずに受け止められる気がする。


ものすごくささやかな形で繋がる連結短編集。

読み漏れがあるような気がして、最初に戻ってさらさらと読み直してしまった。

やはり、細かな部分でもきちんと繋がっていた。

見せ方がとても控えめで、主張し過ぎない描き方は、この物語にしっくりくるように思います。



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10:51 中脇 初枝 | コメント(0) | トラックバック(0)
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