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ホテルローヤル / 桜木 紫乃

2014/05/14
ホテルローヤルホテルローヤル
(2013/01/04)
桜木 紫乃

商品詳細を見る

湿原を背に建つ北国のラブホテル。訪れる客、経営者の家族、従業員はそれぞれに問題を抱えていた。

恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員。

「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻。

舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦。

親に家出された女子高生と、妻の浮気に耐える高校教師。

働かない十歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性。

ホテル経営者も複雑な事情を抱え…。

閉塞感のある日常の中、男と女が心をも裸に互いを求める一瞬。

そのかけがえなさを瑞々しく描く。 第149回直木三十五賞受賞  内容(「BOOK」データベースより)



直木賞受賞作とのことで、ずいぶん以前に図書館で予約していました。

ようやく届き、心躍らせてページを開いたら、がっつりラブホテルの物語だった。

あらあらなんだかなぁ…

初めての作家さんでこの内容だから戸惑いながら読み始めましたが、なかなか楽しかったです。


ラブホテルが舞台で、客が次々に入れ替わる様な連結短編なら、内容も想像もつきやすい。

ですが、この作品は客が主体ではなかった。

ホテルローヤルに携わった人々の生き方が、時代を前後して次第に解きほぐされる物語。


性行為という分かりやすい形ではなくて、ホテルローヤルが見つめてきた風景を、そのまんま映し出しているようだった。

表現もあまりグロくならず、どちらかと言えば乾いた淋しさが付きまとっていた。

お金も人間関係も外見も、何もかもが乏しくて。

そう、「乏しい」という表現がしっくりきてしまう。


全体的に足りないものが多くて、悲しくて、乾いた枝がポキリと折れてしまいそうな。

それが美しいだとか健気だとか言わせない強さもあり、言えない弱さもあり。

主義主張が強くはないので、その分全身で受け止めるしかないような不思議な作品でした。



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11:29 桜木 紫乃 | コメント(4) | トラックバック(0)
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