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豊臣秀長―ある補佐役の生涯 / 堺屋 太一

2014/05/24
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豊臣秀吉の三歳違いの弟・秀長。

史上類を見ない膨張を続けるその組織のなかで、経歴からいっても実績からいっても、万人が認めるナンバー2の存在。

しかしながら、自らの働きを誇ることなく、常に脇役に徹したまれにみる有能な補佐役であった。

激動の戦国時代にあって天下人にのし上がる秀吉を支えた男の生涯を描いた異色の歴史長篇。

内容(「BOOK」データベースより)



著者の作品「秀吉-夢を超えた男」を読んだ際、ストーリーの面白さはもちろんですが、弟・秀長に目を奪われてしまった。

秀吉の小説なのに、補佐役・秀長の圧倒的な存在感ったら。

既に堺屋さんの秀長贔屓が感じられました。

この作品は秀長を中心に描かれた作品で、歴史小説でありながら、現代に繫がるサラリーマンの美学のようなものを感じます。


物語の主人公が補佐役なので、歴史小説の醍醐味である戦のシーンは少ない。

絶対に必要な世の中の流れは説明しつつも、あくまでも視点は秀長サイド。

派手な戦のシーンを求める方には、少し退屈に感じられるかもしれません。


秀長を表すために、当然のこととして戦国の流れを説明する必要があり、時に説明が流れてしまう印象を受けます。

織田信長指揮のもと秀吉が動き、秀吉の指示で秀長が動くのだが、秀長からは全体は見えない。

見えない中で自分の立場をわきまえ、想像し、ひたすら兄を支えることに徹する。

素晴らしく恰好のいい男。

先に「秀吉-夢を超えた男」を読んでいたので、話が重なる部分もありますが、とても面白かったです。


秀長が残した功績はあまりにも大きい。

また、秀長が亡くなってからの秀吉の衰退ぶりから見ても、秀長が補佐役として素晴らしい腕を持っていたことも想像できる。

想像できるが、秀長を記した書があまりにも少なく、謎が多いのだそう。

補佐役に徹するため、あえて表舞台に出ないようにしていたのだろうか。

分からないことも多いが、気苦労が絶えなかったであろう立場の男が、影となり仕事に徹する姿は美しい。




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10:00 堺屋 太一 | コメント(2) | トラックバック(0)
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