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夢違 / 恩田 陸

2012/07/04
4041100607夢違
恩田 陸
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-11-12

by G-Tools

夢を映像として記録し、デジタル化した「夢札」。

夢を解析する「夢判断」を職業とする浩章は、亡くなったはずの女の影に悩まされていた。

予知夢を見る女、結衣子。

俺は幽霊を視ているのだろうか?

そんな折、浩章のもとに奇妙な依頼が舞い込む。

各地の小学校で頻発する集団白昼夢。

狂乱に陥った子供たちの「夢札」を視た浩章は、そこにある符合を見出す。

悪夢を変えることはできるのか。

夢の源を追い、奈良・吉野に向かった浩章を待っていたものは―。

物語の地平を変える、恩田陸の新境地。 内容(「BOOK」データベースより)



宣伝文句に恩田陸の新境地と書いていますが、「まひるの月を追いかけて」のイメージとも被る。

ミステリとホラーとファンタジー要素を含んだ、この人らしい掴みどころのない作品です。


もし夢を映像化出来たら、どんな世の中になるだろうか。

お金持ちは自分の夢を真っ先に見ようとするだろう。

夢占いも流行るだろう。

予知夢を見れる特殊な才能を持つ人間には人が群がり、その夢は研究材料に使われるだろう。

もしも、もしも、を重ねて作り上げられた不思議な世界。


奇妙なことが次々と起こり、原因を解明すべく奈良へ旅に出る。

しかし、探す相手は幽霊かもしれないし、主人公は幻覚を見るし、一緒に探そうとする連れは謎だらけ。

設定が想像の世界なのに、出てくる人物の輪郭もぼやけているなんて。

幻覚も幻聴も幽霊も何でもあり。

怪奇現象が多すぎて、感覚が麻痺してしまう。

ぼんやりとした時間が長くちょっと退屈かな。

途中で寝てしまった


どのようにも取れる意味深なラスト。

過去のセリフを再確認しながら、想像を膨らませて楽しみたい。

私としては、あれだけ手を繋ぐことを象徴的に扱っていたのだから、最後は「手」を繋いで欲しかったなぁ。



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13:55 恩田 陸 | コメント(4) | トラックバック(2)

まひるの月を追いかけて / 恩田 陸

2012/01/15
4163221700まひるの月を追いかけて
恩田 陸
文藝春秋 2003-09-11

by G-Tools

橿原神宮、明日香、山辺の道…。

失踪した一人の男を捜して、奈良を旅する二人の女。

それぞれの過去と現在を手探りしながら続く、奇妙な旅の行き着く先は?

奈良を舞台に夢と現実が交錯する旅物語。

内容(「BOOK」データベースより)



奈良で消息を絶った異母兄を、異母兄の彼女と探す旅に出る。

ミステリーとファンタジーの境目で、ホラーに近い怖さも感じる、なんとも不思議な物語。


奈良は遠方から観光に来るには、少し難しいところ。

名所は点在しているし、交通も不便。

1日では大仏様と鹿せんべいで終わってしまう。

この作品の中では、数日滞在しないと見ることのできない名所がずらり。

奈良をゆっくり歩いた人には、懐かしさも感じられる美しい描写です。


旅を進めるにつれて、結び目が解けていくようで、解けない。

遠い世界の異母兄を追っていたはずなのに、その行く先は意外にも近いところにあった。

この結末になると想像できたが、想像したくはなかった。

報われなさすぎて、やりきれなくて、悲しくなってしまうね。


このラストでも、エグくならずに美しくまとめているのは恩田陸ならでは。

普通はアウトです。

ネタバレなしには語れない作品で、表現が難しく、下手な感想ですみません。

届きそうで届かない旅に、このタイトルを付ける恩田陸のセンスがとても好きです。


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12:30 恩田 陸 | コメント(2) | トラックバック(0)

夜のピクニック / 恩田 陸

2011/09/08
4101234175夜のピクニック (新潮文庫)
恩田 陸
新潮社 2006-09

by G-Tools


高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。

それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。

甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。

三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。

学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。

本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。 内容(「BOOK」データベースより)




読書ブログを始める前に、恩田陸が私の中で流行っていたのですが、最近とんとご無沙汰。

久々に「夜のピクニック」再読です。


時間経過がゆっくり感じるのは、この1冊が24時間だからでしょうか。

肌を指す日差しを浴び、ぼやけた夕焼けを眺め、暗闇の弱い星の光に不安を感じる。

刻々と空の色が変わっていく描写が美しい。

夜が深くなるにつれ、余分なものがそぎ落とされ、会話も親密度を増していく。

この変化がやっぱり好きです。


青春にもいろんな形があると思う。

「THE青春」が出来る子ばかりではない。

早足で大人にならざるを得ない子も。

はしゃぎ方が分からない子も。

どんな形であっても、大人になった私から見ると、眩しいほどの青春で煌めいている。


アメリカから弟が来てしまう展開は、なんだか違和感を感じてしまいます。

弟って姉ちゃんにそこまで興味持つのかなぁ…


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16:02 恩田 陸 | コメント(0) | トラックバック(0)

中庭の出来事 / 恩田 陸

2010/09/22
410397107X中庭の出来事
恩田 陸
新潮社 2006-11-29

by G-Tools

瀟洒なホテルの中庭で、気鋭の脚本家が謎の死を遂げた。

容疑は、パーティ会場で発表予定だった『告白』の主演女優候補三人に掛かる。

警察は女優三人に脚本家の変死をめぐる一人芝居『告白』を演じさせようとする―という設定の戯曲

『中庭の出来事』を執筆中の劇作家がいて…。

山本周五郎賞受賞



恩田陸の作品は大体読んでいたのですが、今作品はなかなか捕まえられませんでした。

きっとこれまでの作品のイメージが消えなかったからでしょうか。


場所はホテルの中庭。

謎の死をめぐり、芝居が演じ手を変え、行きつ戻りつします。

三人の女優の誰に照準があってもつかみどころが無く、不思議な空気。

もちろんラストには納得でありますが、ミステリーよりも芝居に目が行き過ぎてしまったかな。

自分が傍観者のように舞台を眺めている時間が長すぎて、結局読んでいて面白かったかどうかといえば、いまいちなんです。

またゆったりと読み直せば、良い作品なんでしょうね。


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15:20 恩田 陸 | コメント(0) | トラックバック(0)
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