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お台場アイランドベイビー / 伊与原 新

2010/10/23
4048741128お台場アイランドベイビー
伊与原 新
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-25

by G-Tools

東京を壊滅寸前まで追いやった大震災から4年後、息子を喪った刑事くずれのヤクザ巽丑寅は、不思議な魅力を持った少年、丈太と出会う。

彼の背後に浮かび上がるいくつもの謎―消えていく子供たち、埋蔵金伝説、姿なきアナーキスト、不気味に姿を変えつつあるこの街

―すべての鍵は封鎖された「島」、お台場に。

震えるほどリアルな「明日」の世界に、守るべきもののため全力で挑む人々の姿を描いた、フルスケールの感動ミステリ! 

第30回横溝正史ミステリ大賞受賞 内容(「BOOK」データベースより)



横溝正史ミステリ大賞史上 最も泣けるミステリ!!との帯がついた売出し中の作品です。

現在、経済が下降し続ける日本が抱えている様々な問題。

失業、所得格差、社会保険の疲弊、無国籍児…

限界に達した数年後の日本に、もし東京埋め立て地を震源とした大地震が起こったなら…

そこに書かれた東京は、もちろん小説上の話なのですが、本当に恐ろしいほどにリアル。

ものすごく突き詰めて考えられているんですよ。


国を守る名目で、オブラートに包んで徴兵制を始めてみたり、社会保険が破綻したり。

ありかも、ありかも、の連続に、文系ではなく理系の香りぷんぷんで、理詰めの面白さです

想像の世界に落ち度のない詰め方。

私は好きですねー。


伊与原新は科学研究者だったと知り、空想以上の説得力のある世界に納得です。

かなり大きく設定を広げたにも関わらず、残念ながら、登場人物の色は白と黒なんですよね。

なぜか、良い人と悪い人しか出てこない。

あいまいさがミステリアスに化け、惹きつけられもするのに、そのハラハラ感は物足りない。

なんてもったいない

この設定に絡む登場人物に、もっと深みがあったなら、とても魅力的な作品になったと思うんだけどな。


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21:12 伊与原 新 | コメント(4) | トラックバック(0)
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