04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

スポンサーサイト

--/--/--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- スポンサー広告

月と蟹 / 道尾 秀介

2010/11/16
4163295607月と蟹
道尾 秀介
文藝春秋 2010-09-14

by G-Tools

「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」

「叶えてくれると思うで。何でも」

やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。

やがてねじれた祈りは大人たちに、そして少年たち自身に、不穏なハサミを振り上げる。

やさしくも哀しい祈りが胸を衝く。

平成23年(第144回) 直木賞受賞 内容(「BOOK」データベースより)



願いが叶えられないなら、自分たちで神様を創ってお願いしてみよう。

そう言っては、ヤドカリを神に見立てて殺していく、心に闇を抱えた小学5年生。

子ども特有の残酷な遊び、危険な境界線を易々と越えてしまう幼さ。


闇を抱えた子どもたちは、相手に踏み込むこともなく、さらけ出すこともない。

心と行動は矛盾し、快活さはどこにもない。


孤独な闇の原因が、死別、虐待、いじめとは少々安易ではないかな。

その辺りも含め、読んで心地よい作品ではないのです。

子どもの純粋さゆえの脆さなので、比喩を多用せず、もう少しストレートでも良いのでは。


それでも後半はどんどんスピードが上がり、行き場のない悲しさに引き込まれます。

冷え冷えとした心が見事に表現され恐ろしい。

傷つき、諦め、大人になろうとする、悲しくも美しい物語です。


押していただけたら、とても幸せです。
宜しければ、応援ポチどうぞよろしくお願いします。
    にほんブログ村 その他日記ブログ のほほんへ
スポンサーサイト
20:10 道尾 秀介 | コメント(0) | トラックバック(0)
 | HOME | 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。