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光圀伝 / 沖方 丁

2013/10/25
光圀伝光圀伝
(2012/09/01)
冲方 丁

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なぜ「あの男」を自らの手で殺めることになったのか―。

老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎で、誰にも語ることのなかったその経緯を書き綴ることを決意する。

父・頼房に想像を絶する「試練」を与えられた幼少期。

血気盛んな“傾奇者”として暴れ回る中で、宮本武蔵と邂逅する青年期。

やがて学問、詩歌の魅力に取り憑かれ、水戸藩主となった若き“虎”は「大日本史」編纂という空前絶後の大事業に乗り出す―。

生き切る、とはこういうことだ。

誰も見たこともない「水戸黄門」伝、開幕。



読むのは遅い方ではないのですが、久々に丸々一週間かかってしまった。

歴史物は苦手なので、咀嚼するのに時間がかかります。

もちろん脚色部分が多いのですが、水戸家の視点からみる徳川全体像はとても新鮮。

家光~綱吉までの比較的目立たない時代に触れ、改めて歴史物の楽しさを感じました。


冒頭で水戸黄門は家老の男を自らの手で殺害。

悲しみを堪えての姿から、この家老が憎くてではないことが分かる。

相手を苦しませない見事な殺害方法は、宮本武蔵から学んだと。

すんなりと入り込みにくい時代物で、この始まりは面白い。

最初の数ページで物語に引き込まれました。


本来長男が引き継ぐべき水戸家。

次男である自分が継ぐことになったことに不義を感じ苦しみ続ける。

不義を正し、義にする為、何が出来るか。

正直で真っ直ぐな人柄を前面に出し、何年もかけて義を追い求める。

支える家臣や妻の描写が良く、内容としては堅いながらも、物語はとても面白いものでした。


物語の中で、さらりと「天地明察」が絡んできた。

ほんのちょこっと。

絡む分量もちょうどいい。



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10:40 沖方 丁 | コメント(4) | トラックバック(0)

天地明察 / 沖方 丁

2011/02/01
404874013X天地明察
冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-12-01

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江戸時代前期の囲碁棋士で天文暦学者の渋川春海の生涯を描く。

江戸、四代将軍家綱の御代の下、ある計画が。

それは、日本独自の太陰暦を作り上げること-。

日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語としてみずみずしくも重厚に描く傑作時代小説!!

第31回吉川英治文学新人賞 第7回本屋大賞受賞(内容紹介)




日本独自の暦を作る為、人生を捧げた渋川春海の、二十年にわたる奮闘を描いた作品。

時代小説は、歴史的事実を基にして、作家さんそれぞれがアレンジ、補足されるわけですが、

この部分に若さとチャレンジ精神が見え、好きだなあと思うのです。


この作品は本屋大賞に選ばれたように、補足部分はかなり読みやすく現代小説風。

歴史的人物という括りを取っ払ってしまったような、かなり自由な人物像なのではないでしょうか。

沖方丁の作り上げるキャラクターは、皆とても個性があり魅力的。


算盤を片手に、難解な算術に嬉々として挑む渋川春海。

すべての問いに一瞥即解。「解盗さん」と呼ばれる謎の男、関。

聡明で、温かく、箒を逆さに持ち怒る姿が愛らしい、えん。


囲碁にも天文学にの詳しくない私でも、ちょっと分かった気分になる楽しさ。

この壮大な計画を遂行すべく、人力が結集されるのですが、その姿があまりにも実直で美しく、心惹かれるものがありました。

人々の思いが襷のように繋がれる

その責任の重さを、ただじっと受け止める春海の姿に、胸がいっぱいになります。


この作品を表すのに、「時代小説に、プロジェクトXの要素を含ませ、青春小説の爽快感もある…」なんて書いたら、ひんしゅくでしょうか(笑)

ほんと、そんな感じなんです。


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17:00 沖方 丁 | コメント(4) | トラックバック(1)
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