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天空の蜂  /  東野 圭吾

2010/08/31
4062639149天空の蜂 (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社 1998-11-13

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奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。

無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。

日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。

そしてヘリの燃料が尽きるとき…。

驚愕のクライシス、圧倒的な緊迫感で魅了する傑作サスペンス。 内容(「BOOK」データベースより)



東野圭吾が直木賞を狙った渾身の一作です。

残念ながら、結果はかすりもしなかったらしい…

現在は万人受けする売れっ子作家になってしまいましたが、

私はこの作品のようなマニアックな東野圭吾が何より好きです


とにかく下調べがすごい。

理系の男子が、嬉々として練った構成が素晴らしい。

どの角度から見ても見落としのないストーリーは、雑念の入る隙を与えず、長編ながら一気に読めてしまいます。


こんなに面白く、作者自身も「一番思い入れの強い作品」と語っているのですが、不思議とそんなに人気がないのです。

東野圭吾が最近軽いなあ…と思われたら、ぜひ読んでみてください!!


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15:52 東野 圭吾 | コメント(2) | トラックバック(0)

いま、会いにゆきます / 市川 拓司

2010/08/30
409386117Xいま、会いにゆきます
市川 拓司
小学館 2003-03

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好きな人を思うとき、必ずその思いには別離の予感が寄り添っている。

―もし、そうだとしても。

書かれているのは、ただ「愛している」ということ。

思いきり涙を流してください。新しいベストセラー恋愛小説の誕生です。内容(「BOOK」データベースより)



秋穂巧は、1年前に最愛の妻である澪を亡くし、1人息子の佑司とつつましく暮らしていた。

「1年たったら、雨の季節に又 戻ってくるから」という言葉を残し逝った妻。

それから1年後の雨の季節、本当に死んだはずの澪が現れた。

2人は喜ぶが、澪は過去の記憶を全て失っていた…。

そこから澪との不思議な3人の共同生活が始まる。


心から愛していた妻が帰ってきた。会いたくて仕方がなかったお母さんが帰ってきた。

たとえ記憶がなくても、僕たちを覚えていなくても。

幽霊かもしれなくても


いつか消えてしまうかもしれないと心の中で思いながら、記憶のない妻を愛おしむ姿がジンと胸に来ます。

ものすごく優しく、愛おしく、悲しいのに幸せな気持ちになる小説です。

たまに、こんな静かな恋愛小説を読むのもいいなと思います。


映画で有名になった小説ですが、本当に素敵で、市川拓司の世界が表現されている映画です。

息子の佑司がいつもネジを拾っている廃工場、雨のシーンは鬱蒼とした湿度までも伝わってきて美しい。


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22:50 市川 拓司 | コメント(0) | トラックバック(0)

サウスバウンド / 奥田 英朗

2010/08/29
4048736116サウス・バウンド
奥田 英朗
角川書店 2005-06-30

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僕の父さん、名前は一郎。

会社には行かず、いつも家にいて小説を書いている。

小学校六年生になった僕の名前は、長男なのになぜか二郎。

元過激派らしい父は変わり者で、税金なんか払わない、学校なんか行く必要ないと言うのだけれだけれど…。

そんな父が突然、南の島へ移住すると言い出した。



友達に合わせるにはちょっと恥ずかしい豪快な父。

先輩から追い回され背水の陣の僕。

結局誰よりも強い母。

勢いがあって清々しい、心に気合が入る青春小説!


第一部の東京は「連載」で書かれ、第二部の南の島は「書き下ろし」で書かれています。

そのため、一、二部のテンポの違いが、読んでいて気になります。

良く言えば、南の島に移住してから急にテンポが上がり、父の勢いそのものにスピードが増すようです。


思春期の少年にとっては、何とも恥ずかしいであろうハチャメチャな父。

なのに「いわゆる常識」に縛られた私も、気がつけば次郎と同じ視点で父に惹きつけられました。

言っていることは、社会で認められなくても正論で、胸がスカッとします。

思春期の悩み、冒険、夫婦愛、家族、盛り沢山で楽しい、気持ちの良い小説。


映画なら。

この小説の魅力が生きるキャスティングです。

ほとんどが南の島を舞台にしていて、豊川悦司が良い切れっぷりです。


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21:43 奥田 英朗 | コメント(0) | トラックバック(0)

夜は短し歩けよ乙女 / 森見 登美彦

2010/08/29
4048737449夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦
角川書店 2006-11-29

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主役の本名は不明。

後輩の「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、彼女に少しでも近づきたい思いで、彼女の周りに出没し続けた。

先斗町、吉田神社、出町柳駅、百万遍交差点、銀閣寺、哲学の道…

しかし数々の偶然の出会いを疑うことのない「黒髪の乙女」は、「先輩」の想いに全く気づかない。

そんな二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々だった。



自分の想いを打ち明けられない消極的な「先輩」。

女の匂いの全くしない少女のまんまの「黒髪の乙女」。

脇役がとても強烈な個性を放っているので、主役の二人の清潔さが、キリッと浮かび上がります。

と言うより、二人以外まともな人物はたぶんいない。


奇想天外なストーリーがスピードを上げ、

文学作品のようなレトロな雰囲気に時間が止まり、とても不思議な空気。

小さな仕掛けを散りばめ、とても時間のかけた作品を、ひょいと安値で売っているような可笑しさ。


笑える個性的なキャラも満載です。

願いごとが叶うまでパンツを穿き替えないと誓い、そのため下半身に病気を患っている大学生、「パンツ総番長」が一押しです。


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18:56 森見 登美彦 | コメント(4) | トラックバック(0)

ラッシュライフ  /  伊坂幸太郎

2010/08/28
4101250227ラッシュライフ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社 2005-04

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泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。

父に自殺された青年は神に憧れる。

女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。

職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。

幕間には歩くバラバラ死体登場―。

並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。

不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。

巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。内容(「BOOK」データベースより)



ひとつひとつの話が不思議な空気を帯びていて、そこにバラバラ死体が絡む。

最初はなんてつかみ所のない…と思いました。

読み進むにつれ、お洒落で無駄のない知的な会話が、ストーリーに色を帯びさせ、惹きつけられます。

この雰囲気に村上春樹を連想したのですが、そうではなく島田荘司に影響を受けているそうで、意外な気がします。

バラバラのピースがラストに向けてピタリとはまっていく心地よさに、これは面白い!とうなってしまう。

伊坂ファンになった、きっかけの本です。


映画なら。

伊坂作品の映画化ラッシュですが、もともと読み手の想像力を刺激する原作なので、どんな映像を作っても認められない方が多いでしょう。

私も伊坂原作の映像化にはあまり期待はしていない。

でも、この映画に関しては、作者自身が「刺激を受け、痛快だった。」と語っていたので、ワンランク上のようです。

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14:02 伊坂 幸太郎 | コメント(0) | トラックバック(0)
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