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スメル男 / 原田 宗典

2013/07/31
スメル男 (講談社文庫)スメル男 (講談社文庫)
(1992/06/04)
原田 宗典

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ぼくの体に、何かとんでもない変化が起きている。

東京全都を嘔吐させるような異臭がぼくの体から漂い始めた。

原因はわからない。

気弱なぼくを信じてくれる人はたった1人。

コンピュータを自在に操る天才少年たちも仲間だ。

八方ふさがりの迷路の中で、今、ぼくのとてつもない青春の冒険が拳をふり上げる。



先日原田マハの「楽園のカンヴァス」を読んだ際、プロフィールを見ていて驚いた。

原田マハのお兄ちゃんが、原田宗典なんだ!

原田宗典といえば、随分以前に読んだ「スメル男」がとても印象に残っています。

1989年に出版されたもので、私も読んだのは20年ぐらい前のことですが、ばかばかしさ満載の大好きな作品。

キャラがしっかりとしていて、特に目の前のものを巻尺で測らないといられない「マキジャック」がとても好きでした。

なんだかとても懐かしい気持ちがして、20年ぶりに再読してみました。


無嗅覚症のぼくの体から、とてつもない異臭が放たれているらしい。

ぼくが歩けば、町中の犬が狂ったように吠え、異臭騒ぎでマスコミが殺到する。

だが、当の本人は臭いを感じることが出来ない。

この臭いが原因で、ついには命までも狙われる羽目になり…


あらすじの通り、どうにもこうにもの馬鹿馬鹿しさです。

ですが、筋はきちんとしているし、何より読後感が良い青春友情物語。

久々に読み返してみて、そう古さは感じませんでした。

最新のコンピューターを使った話であれば、それなりに時代を感じそうなものだが、意外と本質は変わっていないのかもしれません。


残念ながら原田宗典の他の作品はそれほど面白くなかったりしますが、やっぱり「スメル男」は楽しい。

著者の性格ゆえなのでしょうが、人が死んでも、いい意味で毒気が感じられない。

作風云々は全く違うのですが、兄妹揃ってベースの温かさが終始心地よいです。



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10:53 原田 宗典 | コメント(4) | トラックバック(0)

楽園のカンヴァス / 原田 マハ

2013/07/28
楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス
(2012/01/20)
原田 マハ

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ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。

MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。

その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。

持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。

好敵手は日本人研究者の早川織絵。

リミットは七日間―。

ピカソとルソー。

二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。

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著者は早稲田の美術史科を卒業後、いくつか美術館勤務ののち、フリーのキュレーターとして独立。

絵をこよなく愛するキュレーターの物語は、原田マハの力量を思う存分発揮できるストーリー。


私は絵について、美術の時間に習った以上に特別な知識は何もない。

アンリ・ルソーのイメージも、「遠近法が上手ではないが味があって良い」と言われていたような…ぐらいのものでした。

頭に下地がない分、ある程度過去の事実に則りながら脚色された物語は、歴史小説と似た楽しさがありました。


そうか、ルソーは存命中、全く世間から認められることがない人生だったのか。

描いた人の人となりが、ピカソを絡めて垣間見えるなんて、とても贅沢な気分。

「青の時代」も言葉で知っているだけだったので、物語の流れで知るとずいぶん近しく感じます。


この物語を読むにあたって、ルソーとピカソの作品集を横に置いて読めたらもっと楽しいだろうと思います。

私は絵のタイトルから、ポンポンと作品を頭に浮かべることが出来る知識はないので、ネットで検索しながら読んでいました。

画家たちの人間関係から夢を膨らませた壮大なストーリー。

恋愛と人物描写は物足りませんが、絵を見に行きたいなと思わせてくれる新鮮な作品でした。


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11:31 原田 マハ | コメント(0) | トラックバック(0)

子ども達にお任せ!お気に入りの燻製料理

2013/07/25
アウトドア料理は大好きだが、「燻製」をがっつり本気でしようとは思わない。

例えばベーコンを一から手作りするには、7日前から豚肉を仕込まねばならず、前日の塩抜き、風乾は大変だ。

キャンプはただでさえ準備が大変なのに、そこまでやってしまうと、遊びも負担になってしまう。

燻製そのものも手をかけないといけないので、キャンプ場で時間が拘束されてしまう。

ダメだ。

美味しいのは抜群だが、ベーコンは時間と労力が合わない。


キャンプ場で楽しくご飯を作るなら、食中毒を起こさない範囲で、子どもが勝手に出来るのが良い。

我が家は燻製は息子たちの仕事。

小中学生が上手くこなしてくれています。

子どもが作れて、ひと手間美味しい、我が家の温燻簡単レシピです。


・カマンベールチーズ

我が家の最近の流行りです。

カマンベールを6等分に切っておいて、燻製にかけるだけだけですが…^^ゞ

そのままでは溶けて垂れてしまうので、一回り大きく切ったアルミホイルを下に敷いておくといい。

火からは遠い方が良いので、置くのは上段。

下段にウインナーやチョリソーをびっちり入れておきます。


とろとろに溶けたカマンベールに、燻製したウインナーをディップみたいに付けて食べる!

これは抜群に美味しい組み合わせなので、是非お試しください。

087_convert_20120823124443.jpg


・茹で卵

固ゆで卵の燻製なら市販されている。

せっかく手づくりするなら、好みに合わせて堅さを変えてみたい。

半熟好きの我が家は、中身をいかにいい感じの半熟に仕上げるかに情熱を注いでいます。

茹で卵は沸騰してから5分で上げて、柔らかめの半熟卵を作ります。

これは子供が皮を剥くのに少し難しい柔らかさ。

せっかくの半熟も長時間燻製したら固くなってしまうので、置くのはもちろん上段。

一気に燻製にかけ、堅さの様子を見ながら早めに取り出します。


燻製卵は焼きプリンの味がするから面白い。

岩塩を付けながら頂きます。

半生の為日持ちはしませんので、ご注意ください。



他に、わが家の定番なのですが、周囲に黒胡椒が付いたボロニアソーセージ。

少し厚めに切ったものを燻製にすると美味しいです。

燻製は水分が出る為、食材が汗をかきます。

これをティッシュなので拭いてあげると仕上がりが良くなります。

もちろんこれも含めて息子たちの仕事です。



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18:41 アウトドア料理と道具の話 | コメント(4) | トラックバック(0)

更年期少女 / 真梨 幸子

2013/07/22
更年期少女更年期少女
(2010/03)
真梨 幸子

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池袋のフレンチレストランに集まったのは、往年の人気少女漫画「青い瞳のジャンヌ」をこよなく愛する「青い六人会」。

無様に飾り立てた中年女性たちが、互いを怪しい名前で呼び合い少女漫画話と噂話をするだけの定例会だったはずが…。

いつのまにやらメンバーの度重なる失踪、事故死、腐乱死体発見!

ヒロインになりたい女たちの、暴走ミステリ。



igaigaさんの所で紹介されていて、インパクトありすぎの表紙とタイトルに、速攻図書館予約してしまいました。

本当にあらすじ通り、暴走ミステリだ。

初っ端からがっつり首をつかまれてしまった。


40~50代らしきおばさん達が、池袋の高級レストランで5000円のランチ。

髪型は縦巻きロール、着飾ったドレスに、貴婦人のような言葉づかい。

ミレーユ、ガブリエル、シルビア…

昔懐かし少女漫画にありそうなハンドルネームで呼び合う。

そりゃ、給仕のお兄さんの顔もゆがむわな。


少女漫画全盛期に心奪われた世代。

彼女たちが更年期になり、仕事はなく、子どもは思い通りにならず、夫からは気にも留められない空しさ。

空っぽの心を埋めたのは、昔憧れだった少女漫画のファンクラブ。

ファンクラブなんて入っているだけなら可愛いものの筈だった。

しかし幹部たちの集まりはエスカレートし、殺人事件へと発展してしまう。


母親の年金を充てにし、パチンコ通いをする無職の娘。

娘の親であることだけにしか自分の存在意義を見いだせず、いつまでも娘を甘やかしてしまう母。

互いが依存し合い、現実逃避を繰り返し、もつれ合うように落ちていく。

自分の子育ては間違っていなかったと信じたい気持ちもあるだろう。

だけど、母親の闇の方がもっと深くて悲しかった。


ミステリだけれど、物語がミステリだったという読後感はない。

もちろん犯人はこうだったのか!とか思うのだけれど、それ以外の部分で胸に引っかかるものがある。

韓流スターにはまったり、少女漫画の世界に陶酔したり、何かがないと、何かがないと。

おばさん達の姿は、子どもが自立した頃、私もきっと通る道だ。

他人ごとではないと思っているから、読んでいて痛い。


それにしても、「更年期少女」というタイトルは素晴らしすぎる。

設定が整った段階で、この小説は大成功だと思う。



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21:38 真梨 幸子 | コメント(8) | トラックバック(0)

民王 / 池井戸潤

2013/07/19
民王民王
(2010/05/25)
池井戸 潤

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企業小説を変革し続けてきた乱歩賞作家・池井戸潤が、ついに政治の世界に踏み込んだ!

ある日突然、首相・武藤泰山と、武藤の大学生のドラ息子・翔の中身が入れ替わってしまう。

原因もわからないまま、やむなく泰山の変わり身となって国会に出ることになった翔。

遊んでばかりの日常を送ってきた翔には、国会でおこなわれる討論や質疑応答など、到底理解できない。

またそれと時を同じくして、泰山のまわりでは、閣僚の酔っ払い発言やスキャンダル、献金問題などが相次ぐ。

国を背負うはずの大人たちに、一体何が起こったのか―。

本物の大人とは、国を動かす政治とは何か。

胸がスカッとする、痛快エンタメ政治小説!



金融関係がお得意の池井戸さんが政治を描くのだから、重いストーリーを想像していた。

しかし、かなり軽い。

設定そのものがドラマっぽくて、3時間ぐらいで読めてしまう。


政治家とドラ息子が突然入れ替わり、周りを巻き込み大騒動。

分かり易過ぎる陳腐な設定ではありますが、馬鹿馬鹿しくも一気に読み切れる楽しさはあります。


たとえ舞台が変わっても、池井戸さんが言いたいことは変わらないのだな。

権利に胡坐をかいている役人にひと泡吹かせ、一生懸命生きている人に光を注ごうとする。

その姿勢が変わらない限り、読後のほっこり感はやはり心地良い。

政治に関しては中学生レベルの話で、浅田次郎さんと比較すると小粒に感じますが、気楽に読みたい時にはいいかもしれません。



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11:05 池井戸 潤 | コメント(2) | トラックバック(0)
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