竜馬がゆく / 司馬 遼太郎
2014/11/10
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ついに読み終わりました。
2カ月ぐらいかかっただろうか。
何度も図書館から借りなおしをして、届いた予約本を幾冊も流して、こんなに時間がかかったのは初めてのこと。
それぐらい私は歴史が苦手なのです。
だからこそ、いつか読めるようになりたいと思い、今まで何度も挑戦しては撃沈してきた。
なにせ私の知っている知識は、坂本竜馬 → 海援隊 → 武田鉄也 … なのだから。
このようなレベルなので、物語の先が全く分からなくてドキドキして読めるという、ある種幸せな状況でもありました。
どうやって薩長との同盟が結ばれたのか、海援隊が何を目的として結成されたか、どのような最期であったのか。
全て知らないことだらけなのです。
この時代書簡はかなり残っているようで、乙女姉さんとのユーモアたっぷりのやりとりなど、坂本竜馬のイメージがずいぶん変わりました。
藩にとらわれず、日本という枠ですらとらわれず。
広い広い海のその先をたった一人見ていたなんて。
男性ファンが多い理由が、ようやく少し理解できたような気がします。
歴史小説は他の作家さんと読み比べることで視点が変わり厚みが増すので、時間を空けて他の作家さんにも挑戦したいと思います。
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