08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月

スポンサーサイト

--/--/--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- スポンサー広告

顔・白い闇 / 松本 清張

2014/09/19
顔・白い闇 (角川文庫)顔・白い闇 (角川文庫)
(1959/05)
松本 清張

商品詳細を見る

どこにでも起こり得る事件を素材に、生きた人間を描くことで奇矯に走り易い推理小説に新風を送った。

夫の失踪後一年、夫の従弟と妻がボートで霧の立ちこめる十和田湖に漕ぎ出す…。(平野 謙)内容紹介



松本清張ドラマスペシャルなどで取り上げられている作品。

今まで「顔」のドラマも映画も観たことはありませんが、予告が印象に残っていて、いつか読みたいと思っていた。

読んでみると、原作では主人公が男女逆だった。

なるほど、映像にするなら男女逆の方が面白いなぁ。

想像とはかなり違う内容に、とても驚きながら読んでいました。


自宅にお風呂がなくて、石炭が日常使いで、通信手段はなんと… 電報。

推理小説の醍醐味であるすれ違いが、少しの邪魔も入らず堪能できます。

人の弱さからか、不幸の連鎖なのか、ごくごく普通の人が犯してしまう殺人。

どのお話も結末の迎え方が静かでもの悲しく、推理小説+αの力がすごい。


戦後が舞台ですが、男性のあり方は、そこまで今と変わらないのかもしれない。

しかし、女性は別人だ。

控えめで、従順で、忍耐強くて、芯が強い。

登場する従順な妻たちが、妙に生々しく美しい。


トリック云々で楽しませるのはもちろんですが、そこに至る心の移ろいや、心理描写が細やか。

改めて、トリックありきの方ではないのだなと思います。

短編でとても入りやすい作品で、戦後の雰囲気を知るにも良い。

松本清張のひとつぐらい読んでおきなさいと、高校生の息子に渡しておこうと思います。



押していただけたら、とても幸せです。
宜しければ、応援ポチどうぞよろしくお願いします。
    にほんブログ村 その他日記ブログ のほほんへ
関連記事
07:49 松本 清張 | コメント(0) | トラックバック(0)
コメント

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。