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昨夜のカレー、明日のパン /  木皿 泉

2014/12/22
昨夜のカレー、明日のパン昨夜のカレー、明日のパン
(2013/04/19)
木皿 泉

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悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ―。

七年前、二十五才という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。

結婚からたった二年で遺されてしまった嫁テツコと、一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフは、まわりの人々とともにゆるゆると彼の死を受け入れていく。

なにげない日々の中にちりばめられた、「コトバ」の力がじんわり心にしみてくる人気脚本家がはじめて綴った連作長編小説。

木皿 泉(きざら いずみ)は、日本の脚本家2人の共同ペンネーム。

『すいか』、『野ブタ。をプロデュース』、『セクシーボイスアンドロボ』、『Q10』、などのテレビドラマの脚本で知られる。



ラストは読者の想像に任せますと言う形でありながら、そうと思うしかないような終わり方。

出来過ぎた設定に、ドラマの脚本のようだと思っていたら、この方は有名な脚本家だった。

著者の経歴を見て、とても納得しました。


早くに夫を亡くしたテツコを取り巻く面々の連結短編になっており、物語は唐突に始まり、ほんわかと終る一定のリズム。

波が穏やかで、すくっとした気持ち良さがあり、とても読みやすい癒し系。

家族のかたちを再認識させるような優しい物語は、最近本屋大賞候補作に多いなと思います。


残念なのは、誰の目線で話しているのか、途中で飛び飛びになるところ。

人物描写が細やかでない分読みにくく、いくつか引っかかりがありました。

小説としての力はあまり強くはないですが、要所要所に光がある楽しい作品です。



押していただけたら、とても幸せです。
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17:44 か行 その他の作家 | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
こんばんは
あらすじから、死の概念とかをとつとつと文学的に(そして情緒的に)綴る小説の様な気がしたのですが、脚本家さんの書かれたものだという事で、ああ、そうなのかと思いました。

脚本家さんのストーリーは、きっと無駄がなく簡潔なのではないかなと(読んでいないけれど)想像します。小説を読み慣れていない人にも、すっと入って行ける様な気がします。

ドラマって、小説と違って、このシーンは誰目線、というのがしっかり決まっていなくて、カメラ目線でポンポンと視点が入れ替わっていきますよね。
それが小説の中に用いられてしまったのかな・・・。と、ごろちゃんさんの感想を見て思いました。

旦那さんが亡くなって、義理のお父さんとの同居かあ。
実際、そんな家庭、あるのかもしれませんよね。
これはもう、その相性によるのかな。
このお話は、きっとじんわり温かい、いい関係の二人だったのでしょうね。
自分だったら・・・と、ふと考えてしまう^^;
limeさまへ
ああ!なるほどです。
脚本というのは確かに誰の目線かということは最重要事項ではないですね。
もちろん語りを統一させていたり、切り替えたりという違いは、脚本によって変化がありますが、小説より明確でなくても伝わりやすいかもしれません。
そのあたりのやんわりさが、私にははまりにくかったのでしょうね。

小説と脚本とでは奥深さという点でどうしても小説が格が上のように感じていました。
向田邦子さんの作品を読むようになって、全くそうではなく、これほど魅力的な脚本があるのかと考えを改めました。
向田さん大好きです。

さて、この作品の設定は私にはかなり違和感だったのですよ^^
義理父と住み続けるなんてとてもじゃないが落ち着かないわ(笑)

でも作品の中ではしっくりきていて、素敵でした。
夫を亡くしてしまった主人公の心の整理がつくまで、お義父さまが今までどおりにそこにいて、時計の針を進めてくれているような雰囲気。
少しづつ心の整理をつけていく二人の物語はとても優しくて、映像が頭に浮かび心地よかったです。

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