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8月に読んだ本のまとめ 後回しになりがちな本

2014/10/07
あぁ、先月は古い本ばっかりアップしている。

私は読むペースが速いわりに、アップする時間がないので、常に下書き記事が20件ほど溜まってしまう。

更新する順番は、基本的には古いもの順ですが、映画化されたものや受賞本など旬のものは、優先して更新しています。

必然的に、急ぎ更新する理由のない主張が弱めの本が、下書き記事に積まれていくのです。


今回パソコンが壊れている間に、そんな記事を更新していたら、8月は地味なラインナップになりました。

でも、再読したくなるような好きな作品が多い。

受賞本や流行本を読む楽しさもありますが、宮本輝さんのような作品は、これからも定期的に読んでいきたいです。

その時もまた、どんどん更新の順番で後回しにされてしまうのだろうけど^^


2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2120ページ
ナイス数:66ナイス

夏の終り (新潮文庫)夏の終り (新潮文庫)感想
小説を描く行為は、あらゆるものを捨てねばならないのだろう。相当な覚悟が要る。この作品を描こうと思った段階で、たった一人の娘を傷つけることは分かっていたはず。分かっていて、それでも書かなければ、小説家として一歩も前へ進めなかったのではないだろうか。傷つけてしまった人への申し訳なさはでても、自己弁護は少ない。どちらかというと、自分をさらに傷つけるかのように、醜さをさらけ出しているよう。この作品で、自ら血を吐いたのだなぁ。今さらながら、次の作品を、血を吐いた後の作品を読んでみたいと思いました。
読了日:9月22日 著者:瀬戸内寂聴

顔・白い闇 (角川文庫)顔・白い闇 (角川文庫)感想
人の弱さからか、不幸の連鎖なのか、ごくごく普通の人が犯してしまう殺人。 どのお話も結末の迎え方が静かでもの悲しく、推理小説+αの力がすごい。 戦後が舞台ですが、男性のあり方は、そこまで今と変わらないのかもしれない。 しかし、女性は別人だ。 控えめで、従順で、忍耐強くて、芯が強い。 登場する従順な妻たちが、妙に生々しく美しい。 トリック云々で楽しませるのはもちろんですが、そこに至る心の移ろいや、心理描写が細やか。 改めて、トリックありきの方ではないのだなと思いました。
読了日:9月19日 著者:松本清張

続 岳物語続 岳物語感想
ああ、切ない。 おとうがおとうでいられる期間の、なんと短いことか。 前回の「岳物語」は親子の愛情物語で、身体中からエネルギーを発散させている少年と、大きな背中を見せる父とのお話。 だが続編は違う。 最初っからもう分かっている。 息子の岳がどんどん成長し、自分を抜き、背中を向けて行ってしまうことが。 頭でいちよう理解している現実を、己のこととして受け止める作業。 その為の一冊です。 なかなか見ることが出来ない親子関係。 父の伝えたかった心はきちんと息子の中で息づいている、素敵な物語でした
読了日:9月16日 著者:椎名誠

岳物語 (集英社文庫)岳物語 (集英社文庫)感想
椎名さんは旅ばかりしている豪快なイメージとは裏腹に、心に繊細さをお持ちなのだろう。息子の変化にどぎまぎしながら、空いた期間を埋めるように二人で旅行に行き、岳が相変わらず「岳」であることを確認して安心する。 放任な育て方にも見えるし、多くの大人たちから叱られるような子育てだけれど、息子から決して目を離してはいない。 前を向いて成長していることを、夫婦で何度も確認しながら見守っている、愛に溢れた作品です。
読了日:9月13日 著者:椎名誠

雑草と育てる 無農薬でバラ庭づくり雑草と育てる 無農薬でバラ庭づくり感想
雑草を抜かない方がいいなんて、今までの私からすると不思議なことで、興味がわきました。著者が一番大事にされていることは、「土がよければすべてよし」。土を良くするために力を発揮するのが、雑草なのだそうです。残念なのは、紹介されている「無農薬で育てやすいバラ」が美しくないこと。 写真がよくないのもあるのですが、あまりにも欲しい品種がない。 鈴木せつ子さんのバラ本は好きで、数冊読んで期待していた分、この写真とチョイスは残念でした。
読了日:9月9日 著者:鈴木せつ子

青が散る〈下〉 (文春文庫)青が散る〈下〉 (文春文庫)
読了日:9月4日 著者:宮本輝
青が散る〈上〉 (文春文庫)青が散る〈上〉 (文春文庫)感想
青春小説としてよく名前が挙がる名作。 息子に勧める前に読んでみようと手に取ったのですが、青春からほど遠い私がすっかり魅了されてしまった圧倒的な成功者なんて存在しない。 立場は違っても、皆何かが思い通りにならなくて、自分を変えていかねばならない現実にぶつかる。 これが大人になることなのだろう。 とても切ないし、美しかった。 だからタイトルは「青が散る」なのだ。 また読みたいなと思う、素敵な作品に出逢えました。
読了日:9月4日 著者:宮本輝

吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)感想
人生に絶望しながら、復讐として一人隠れて日記を書き続けた「春駒」こと森光子。あまりの理不尽さに書く事さえできなくなる時もあるが、「書く事は妾(わたし)を清める」と心に言い聞かせ書き続けていた。心だけは美しく純粋でありたいと願い生きるが、自分が汚れてしまったことを一番感じているのは自分自身で。ごく普通の母と娘が幸せそうに歩いている姿を見ると、もうあの世界には戻れないのだと嘆く姿が、辛くてなりませんでした。遊廓の中でも友情があり、愛する人があり、夢があり。心持ちの綺麗さがかえって際立つ作品でもありました。
読了日:9月1日 著者:森光子

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13:35 読んだ本のまとめ | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
わかります。同じでした(笑)
そうなんですよね。私も似たようなパターンになります。
「ま、これは今度に・・・」と後回しになる本は総じて、大人しい顔つきです。
でも・・・そういう地味な本が実は、好きなんですけれどもね。

共感しつつも過去形になってしまっているのは。
今はもう数ヶ月分の既読・未執筆の本が山積みになってしまって。
整理が全然つかない状態で、何が先とか後とか考える余裕もないからです。

いつ何の本を読んだかだけは、かろうじて控えているのですけれど。
もう感想を書く気も起こらない程に時間が経ってしまっています・・・
やっつけ仕事のように、何とか書けそうなものから書いています。
体裁も内容も、本当に何ひとつ考えてません(涙)

ああ、ごめんなさい! ぼやきに来たみたいになっちゃいました(^_^;)
今更ですが、「センスがピカイチ」とおっしゃってくださったの、嬉しかったです〜

また余裕が出来たら、ゆっくり楽しいお喋りをしに参りますね♪
氷香さまへ
こんにちは。
先日はお断りなしに登場させてしまってすみません^^
いつもスマホでそちらのブログを読ませてもらいながら、消化不良というか、どうももったいない気持ちがしていました。
外出先でも読める良さもありますが、ブログはそれぞれのこだわりが詰まっているので、パソコンで見れるとやっぱりいいものですね。

控えめな本ってありますよねー
可哀想なぐらい華々しい本に順番を抜かれてしまう(笑)
出番待ちのまま後回しになり、半年遅れとなることも多々あります。

氷香さんは私よりもっともっと多読ですし、ツイッターもやっておられるから、更新が追い付かなくなりそうですね。
どうやって時間をやりくりされているのだろうと、いつも不思議に思っています。
ブログが負担になるぐらいならやめようと思いつつ、読書感想だけは少しでも書き残したい気持ちがして、最近はいつも迷い気味なんです。

お互いなんだかバタバタしている時期なのかもしれませんが、またゆっくりお話ししましょう。
ありがとうございますmm

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